いつの間にか

  リーグ開幕したて、と思っていたら今季は天皇杯が前倒しでさっそくの中断に。日程の良し悪しは分からないが、炎天下の天皇杯県予選応援はしんどいなあという思いと、決まったスケジュールだったので寂しいなあという思いが交錯している。
  今年も準決勝からのスタート。相手がルネスでもう一方がびわスポ大とレイジェンドというのは、毎回たすき掛けにしている組み合わせだな。とにかく準決勝できっちり勝たないといけないことには変わりはない。ルネスはいうまでもなく好チームだろうし、例年と違ってシーズン間もない時期なので当然油断は禁物である。日程にゆとりがあるといえばあるので、極端なメンバー変更はないのかもしれないし、昨年と同様に変えてくるのかもしれない。準決勝は残念ながら仕事で行けないが、決勝は観戦が可能なのでまずは確実に決勝切符をものにしてほしい。

VSソニー仙台

IMG_2466.jpg
  0-3で連敗。


     久保
斎藤達       坂本
   斎藤正中村
      小山
久保田馬場大杉稲垣
     永富

こんなかんじだったか。

  序盤からソニーの正確無比なボールコントロールに食らいつくMIO、ソニーも球際を厳しく寄せる「インテンシティの高い」展開に。MIOは坂本選手、斎藤達選手が普段以上に低い位置もケアする動きをみせ、ハーフ陣とともにボールを囲みに行く。さすがのソニーからもボールを奪えるシーンが続出、左右サイドのきれいな崩しも幾度か出て、やや優位にたてるか、といったところで坂本選手だったか、決定的なヘッドを放つが、GKの好守にあい、防がれる。
  時間の経過とともに、ソニーがより正確に回せるようになり、MIOが防戦を強いられる展開に移り始めた。ソニーはロングボールを頭ではじいた場合でもきっちり味方選手につながるなど、プレーの正確性に加え選手間の距離が抜群によく、さらにはプレー判断が相当に速いため、後手を踏まされ続けた。それでも中盤でしっかり食らいついているため、最終ラインで破たんを来さず守ることができていた。いきおい、球際のプレーが厳しくなる中、30分ごろに大杉選手が頭を打ち、脳震盪だっただろうか、交代を余儀なくされた。奇妙に時間が空いた後のCKを相手FWにきれいに合わせられ、先制を許した。
 テンポが出てきたソニーに対し、MIOは押し込まれたことで前線との距離が開き、攻撃がロングボールに寄ってしまったまま前半を終えた。
 
  後半は、前半の最後らへんの反省からか、開始直後から左サイドを中心に小山選手、久保田選手、斎藤達選手が絡んでの崩しを見せ、ソニーゴール前に圧力をかけ始める。斎藤達選手が決定的なシュートを放つが左にそれてしまうと、運動量の低下ともに攻撃もトーンダウン、ソニーにボールを持たれ始め、2点目を許してしまう。攻撃の形も、引き気味のソニーに対して最終ラインで回して、久保選手の抜け出しを狙おうとする形に偏重しはじめ、有効打を放てない。久保田選手や稲垣選手が幾度かいい形で抜け出すが、今度はクロスがラインを割るなどチグハグさも出始めた。前に重心をかけざるを得ないMIOに対し、空いたスペースを使えるソニーのカウンター攻撃からのクロス処理でオウンゴールを献上、3失点を喫して万事休した。

  3失点ということで選手たちはかなりがっくりしていたように見えた。ソニーは選手のフィジカルの強さ、ボール扱いの正確さ。パススピードの速さ、判断の良さなど、さすがの出来栄えだった。しかしMIOも前後半とも、途中まではしっかり渡り合えていたのも事実だった。両チーム通じて最初の決定機をものにしていれば、後半の決定機を決めていればどう転んでもおかしくないゲームでもあった。昨季のホーム戦に比べたら全然やり合えていたと感じたし、MIOの良さも出せていた。後手を踏まされ続けてもしっかり相手について、CB陣が最後で踏ん張れる場面も多かった。なので選手たちはそない下を向くことはないと思う。
  素人目線では、小山選手あたりから坂本選手や斎藤選手あたりにつけたあとのパスの正確性や展開の速さがもっと良くなると、どんな相手でもズバスバ崩せるようになるのかな、と思った。相手もあることなのでそう簡単なことではないと承知しているが、上を目指す、ということなので、そのあたりのさらなる向上も期待したい。

VSホンダロック

0-2で今季初黒星

 見ていないのでなんともだが、ロックの守備が堅かったのかな。勝ちっぱなしとはいかないだろうから、特に気にすることはないと思うが、連敗だけはしないようにしたいもの。次節はここのところ苦手としているソニー仙台なので、勝ち点は確保して悪い流れに陥らないよう、昨季の轍を踏まないよう、チームとして成長しているところを見せたい。次節は応援に行けるので、たくましくなったであろうMIOの姿をみることができる、と期待している。

VS浦安

 今季初アウエーを2-1で飾ったとのこと。

 ネットで応援、勝ち点1を取れれば十分か、と思いながら更新していたところ、なんと終了間際に勝ち越し。なんでもそのままタイムアップになったそう。新加入の堀川選手が結果を出してくれた。
 結構攻められていたようだが、昨年2敗の相手から勝ち点3を取れたのは大きい。今年も開幕連勝と、よい出だしになったのは選手やスタッフにとっても一安心だろう。
 メンバー構成を見ている限り、前回のメンバーから新加入選手の部分を主に変えているようだ。この辺りは機会を与えながらチームを作っていく中口監督のマネジメントとみていいのだろう。その結果、堀川選手が結果を出したのは大きいし、チーム力の底上げにもつながる。勝ち点3だけでなく、今後にもつながる一戦だったといえるのではないか。まだ2戦の段階で順位を云々するのは早すぎるが、やはり期待を抱かせてくれることは間違いない。

VS マルヤス岡崎

FullSizeRender_20170305215536929.jpg
  2-0で昨年に続き開幕勝利

     久保
斎藤       坂本
   原口中村
     小山
久保田馬場大杉稲垣
     永富
なんとなくこんな具合ではなかったか。

  昨年からの継続メンバーがスタメンに名を連ねた。序盤から、前から取りに行って素早く攻める昨年終盤のスタイルを繰り出す。「2年目」のせいか、連携の熟成度がかなり上がった感じで、奪った後の展開がスムーズで、右サイドを中心に素早くパスを回す展開が目立ち、主導権を握った。マルヤスは一昨年あたりからみられる、DFラインから丁寧につないでいこうとするスタイルで、これがMIOにすれば相性がよかったのか、DFラインに詰めに行って奪ったり、苦しいクリアをものにしたり、という具合に主導権を握ることができた。
 ただ、マルヤスもMIOの守備網をかいくぐったときは、両SB裏にいいボールを出してゴール前に迫ってくる迫力は十分だった。それでも14分にマルヤスのCKをクリア、左サイドに展開し、斎藤選手がゴール前にクロス。一人かぶったものの、処理しようとするDFとGKの間に原口選手が飛び出してPKを誘い、坂本選手が17年シーズン初ゴールを決めた。この日は小山、原口、中村選手がインサイドハーフ気味で流動的に動いていた印象で、中村選手が守備でも気の利いた動きをみせ、小山選手が幅広く動き回り、原口選手が的確なポジショニングで攻守をつないでいた。マルヤスもゴール前に迫ってくるが、永富選手の好守などで防ぐと、今度は34分、久保田選手あたりがサイドにはたいたボールがつながって大杉選手が折り返し、久保選手が電光石火の飛び込みヘッドで追加点をあげ、優勢のうちに前半を終えた。

 後半はマルヤスがMIOのプレスをかいくぐって、特にMIOの左サイドを突いてくるシーンが目立った。MIOもさすがに疲れからか、球際であと一歩が出なかったり、つながらない場面もあったが、それでも奪うとカウンターが光り、久保選手があわや2点目、というシーンも生み出す。マルヤスの丁寧な攻撃をしのぎつつ、関口選手や新加入の門司選手を投入。関口選手の思い切りよく密集を打ち割るドリブルなどで勢いを取り戻す。3点目こそならなかったものの、しっかりとゲームを締めくくった。

 選手、監督の継続が生きているな、と感じたゲームだった。特に前半はやることなすことうまくいく時間帯も多く、見ていて痛快だった。インサイド陣の守備網とテンポのよい展開が素晴らしく、HondaやSAGAWAをほうふつとさせるような中盤だった。坂本選手や久保選手は相変わらずゴールハンター、という危険な空気を漂わせていたし、斎藤選手の貢献も大きかった。守備ではCB陣の落ち着きが光っていたと思う。新加入の門司選手はハイボールへの対応や足元の確かさはさすが。動き出しやボールの追い方、せり方なんかでまだフィットしていないように見受けられたが、この時期では当然で、伸びしろ、とかなり前向きにとらえてよいと思う。また関口選手のドリブルから迷いがすっぱり消えていたように思えた。得点にこそならなかったが、中央のあの位置から3、4人断ち割ってDFラインまで切り裂いていくのだから、相手からしたらこの上なく恐ろしいはず。昨年以上の切れと力強さを獲得した、とみた。
  土台がしっかりしてきたことが確認できた開幕戦といえよう。ここに新加入選手の個性、能力を組み込んでいって戦う、というプランだと思われ、かなり楽しみだ。シーズンは長いし、相手との相性もあるのですべてこれで良し、というわけではないだろうが、選手たちも確かな手ごたえがあったと思われる。

  開幕戦は1000人超の入り。お隣のグラウンドで東近江市長杯の少年サッカーが行われていたのが大きいのだろう。たまたま日程があっただけなのかもしれないが、決勝をMIOの試合後のピッチで行うなど、よい試みだった。MIOの試合を観戦していた子たちもいたし、プレーと観戦とで子供たちにはいい一日だったと思う。以前にちょっと書いた「JFLと少年サッカー大会なりなんなりの組み合わせによる盛り上がりと地域貢献」が実現した、といえる。焼きそばや近江まきまきのスタグルの売り上げにも貢献できただろうし、出店して頂いている業者さんにもメリットは大きかったと思う。一方、少年サッカーの選手や親御さんからしても、JFLの試合をやっていることでスタグルがあるのはありがたいのではなかろうか。布引は車で行ける範囲にコンビニはあるが、やはりスタグルがあって温かいものが食べられるのはうれしいし、小腹のすいた子供たちにはちょうどいい軽食だろう。結果論かもしれないが、MIOの試合があることで楽しい空間が生まれたことは間違いないわけで、もちろん東近江市さんおおかげだが、地域の盛り上がりに寄与した、と十分に誇ってよい日だったと感じる。
プロフィール

蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード