VS マルヤス岡崎

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  2-0で昨年に続き開幕勝利

     久保
斎藤       坂本
   原口中村
     小山
久保田馬場大杉稲垣
     永富
なんとなくこんな具合ではなかったか。

  昨年からの継続メンバーがスタメンに名を連ねた。序盤から、前から取りに行って素早く攻める昨年終盤のスタイルを繰り出す。「2年目」のせいか、連携の熟成度がかなり上がった感じで、奪った後の展開がスムーズで、右サイドを中心に素早くパスを回す展開が目立ち、主導権を握った。マルヤスは一昨年あたりからみられる、DFラインから丁寧につないでいこうとするスタイルで、これがMIOにすれば相性がよかったのか、DFラインに詰めに行って奪ったり、苦しいクリアをものにしたり、という具合に主導権を握ることができた。
 ただ、マルヤスもMIOの守備網をかいくぐったときは、両SB裏にいいボールを出してゴール前に迫ってくる迫力は十分だった。それでも14分にマルヤスのCKをクリア、左サイドに展開し、斎藤選手がゴール前にクロス。一人かぶったものの、処理しようとするDFとGKの間に原口選手が飛び出してPKを誘い、坂本選手が17年シーズン初ゴールを決めた。この日は小山、原口、中村選手がインサイドハーフ気味で流動的に動いていた印象で、中村選手が守備でも気の利いた動きをみせ、小山選手が幅広く動き回り、原口選手が的確なポジショニングで攻守をつないでいた。マルヤスもゴール前に迫ってくるが、永富選手の好守などで防ぐと、今度は34分、久保田選手あたりがサイドにはたいたボールがつながって大杉選手が折り返し、久保選手が電光石火の飛び込みヘッドで追加点をあげ、優勢のうちに前半を終えた。

 後半はマルヤスがMIOのプレスをかいくぐって、特にMIOの左サイドを突いてくるシーンが目立った。MIOもさすがに疲れからか、球際であと一歩が出なかったり、つながらない場面もあったが、それでも奪うとカウンターが光り、久保選手があわや2点目、というシーンも生み出す。マルヤスの丁寧な攻撃をしのぎつつ、関口選手や新加入の門司選手を投入。関口選手の思い切りよく密集を打ち割るドリブルなどで勢いを取り戻す。3点目こそならなかったものの、しっかりとゲームを締めくくった。

 選手、監督の継続が生きているな、と感じたゲームだった。特に前半はやることなすことうまくいく時間帯も多く、見ていて痛快だった。インサイド陣の守備網とテンポのよい展開が素晴らしく、HondaやSAGAWAをほうふつとさせるような中盤だった。坂本選手や久保選手は相変わらずゴールハンター、という危険な空気を漂わせていたし、斎藤選手の貢献も大きかった。守備ではCB陣の落ち着きが光っていたと思う。新加入の門司選手はハイボールへの対応や足元の確かさはさすが。動き出しやボールの追い方、せり方なんかでまだフィットしていないように見受けられたが、この時期では当然で、伸びしろ、とかなり前向きにとらえてよいと思う。また関口選手のドリブルから迷いがすっぱり消えていたように思えた。得点にこそならなかったが、中央のあの位置から3、4人断ち割ってDFラインまで切り裂いていくのだから、相手からしたらこの上なく恐ろしいはず。昨年以上の切れと力強さを獲得した、とみた。
  土台がしっかりしてきたことが確認できた開幕戦といえよう。ここに新加入選手の個性、能力を組み込んでいって戦う、というプランだと思われ、かなり楽しみだ。シーズンは長いし、相手との相性もあるのですべてこれで良し、というわけではないだろうが、選手たちも確かな手ごたえがあったと思われる。

  開幕戦は1000人超の入り。お隣のグラウンドで東近江市長杯の少年サッカーが行われていたのが大きいのだろう。たまたま日程があっただけなのかもしれないが、決勝をMIOの試合後のピッチで行うなど、よい試みだった。MIOの試合を観戦していた子たちもいたし、プレーと観戦とで子供たちにはいい一日だったと思う。以前にちょっと書いた「JFLと少年サッカー大会なりなんなりの組み合わせによる盛り上がりと地域貢献」が実現した、といえる。焼きそばや近江まきまきのスタグルの売り上げにも貢献できただろうし、出店して頂いている業者さんにもメリットは大きかったと思う。一方、少年サッカーの選手や親御さんからしても、JFLの試合をやっていることでスタグルがあるのはありがたいのではなかろうか。布引は車で行ける範囲にコンビニはあるが、やはりスタグルがあって温かいものが食べられるのはうれしいし、小腹のすいた子供たちにはちょうどいい軽食だろう。結果論かもしれないが、MIOの試合があることで楽しい空間が生まれたことは間違いないわけで、もちろん東近江市さんおおかげだが、地域の盛り上がりに寄与した、と十分に誇ってよい日だったと感じる。
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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