原口元気選手

  あまり書く機会はなかったが、Jリーグで好きなチームはレッズである。MIOを知るまでは一番好きなチームだったし、今でも2番目である。J創設時に住んでいたところの近くにJチームはなく、どこを応援しようかと思っていたところに、実家の車が代々三菱車であったことと、当時主力選手の福田正博さんのプレーや風貌がかっこよかったことで、TV観戦ではあるがレッズを応援しよう、と思った。とはいえ、最初の数年間は悲惨の一言だったが。福田さんが好きだった影響で代々スピード、ドリブラータイプの選手に目が行き、岡野、永井、田中達、長谷部(レッズ在籍時はスラローム系のドリブルも結構やっていた)が特にひいき選手だった。

 その流れで当然原口選手も好きになったのだが、初めてテレビでプレーを見たときは、「なにこの才能」とちょっとした驚きだった。強さとうまさ、スピードをを兼ね備えたドリブルはもちろんのこと、シュートレンジの広さと強さ、精度がこれまでの選手たちとは一味違う感じで、デビュー時からポジションをつかみつつあったというのも納得の能力。守備やスタミナ、戦術理解なんかに課題があったとはいえ、テクニックに似合わず?闘志を前面に出していくスタイルにすぐに惹かれてしまった。
 気性の激しさでいろいろと問題も起こしたようだが、ピッチ上ではひたすら勝利を希求するプレーで、大宮戦での倒れこみシュートや名古屋戦だったと思うが前からの守備でボールを奪ってそのまま決めたゴールが印象深い。ドリブルを徹底マークされるスタイルの割りには大きなけがもスランプもなく、フィジカル、守備への切り替えの遅さ、スタミナ、戦術理解の課題なども、少しずつではあるが着実に改善していって、ブラジルW杯の年にはJでも相当抜けた存在になっていたと思う。当然W杯メンバーに入ってほしかったが、こちらも当然入れるだろ、と思っていたロンドンと同様に落選してしまった。しかし、ドイツにいって、また着実にプレーを改善、適応させしっかりポジションをつかんで、ブンデスでも名を売ろうとする存在になっているのを見て、勝手に応援している見ながら、しみじみとうれしい。

 ロンドン、W杯とメンバーに入れず、レッズでもタイトルがなく、近い世代に宇佐美、武藤選手がおり、ブンデスでは香川選手が大スターなこともあってか、能力、実績のわりに今一つ世間の注目を浴びていない原口選手だが、振り返ってみれば、ロンドン世代で海外結果を残しつつある、という点では清武、武藤選手についで大迫選手あたりとならんでいるといっていいと思うし、高3の年齢から大きなけがなく、J1、ブンデスでほぼレギュラー(半年くらいの中断期間はあったが)でやれている、というのは、日本のサッカー選手全体を見渡しても、結構驚異的な戦績ではなかろうか。
 代表ではまだ本領を発揮できていないが、攻撃能力のわりにチームにしっかりと献身でき、かつフィジカルもあるのでW杯を戦う上で不可欠な選手だと思う。ブンデスでももっとゴールを奪い、代表でも活躍する姿を楽しみにしている。

 今のレッズでは当然関根選手びいき。J1年間勝ち点2位のチームで攻撃面で大きな働きをするレギュラーとしてバリバリやれているので、今年も調子よければリオ五輪代表に選出されて当然の能力だと思っている。守備がどうこうという指摘もあるが、清水戦や名古屋戦では大きな外国人選手や永井選手と渡り合っているし、今の五輪メンバーに劣るかというと全くそんなことはないと思っている。原口選手が出られなかった五輪に出て、Jでタイトルを残して海外に雄飛してほしい逸材だ。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード