VS 天皇杯2回戦マリノス戦再開試合

  後半28分からの再開。延長の末1-3で2度目のJ1挑戦を終えた。

 日産スタジアムに舞台を移し、永富選手のゴールキックから再開。MIOは再開前と同様、後ろに人数をかけで穴をふさぎ、中盤ではボール際に食らいつく守備を継続した。マリノスはピッチの状態がいいのか、再開前に出ていた斎藤選手が負傷欠場した代わりに藤本選手が入ったこともあるのか、パス回しのスピードが再開前より上がった印象で、MIO守備陣が右に左に激しく振り回された。さらに、DFライン裏へのパスも鋭く、幾度もピンチを迎える。それでも集中した守備で穴を開けず、永富選手の好守もあって、得点は許さない。ボールを奪った後は村上選手らが前へ運び、終了前には連続してCKを獲得し、マリノスゴールに迫る場面も作り、90分を1-1で終え、延長に持ち込んだ。
 
 延長に入ると、マリノスのパス回しが一層加速した印象で、MIOの寄せもことごとく外される。さらにMIOの球際の激しさにマリノスの選手も体の使い方で対応してきたのか、後ろから激しく当たっても取れず、逆にボールを持って少しでも躊躇するとすぐに囲まれ、奪われる。前半5分には左サイドを突破されてあげられたクロスをファーで合わせられ、とうとう逆転されてしまう。反撃にでようにも、ロングボールを追いかけるくらいしか攻め手はなく、14分には右サイドを破られて放たれたシュートで突き放されてしまった。

 点を取り返すしかない後半は、MIOもやや前に重心を移し、村上選手、安楽選手、柳澤選手あたりがサイドを駆け上がり、面家選手も前線からボールを追い回して、マリノスDFのボール回しに圧力をかける。何度かいい形でボールをとれたこともあったが、マリノスの寄せの圧力に前を向けなかったり、奪われたりとなかなか好機には至らない。中盤からボールを出せた時も、ラインの裏か、足元かで松本選手との呼吸があわず、シュートを撃てない。村上選手がサイドから仕掛けて中に運んでもマリノスの守備を崩すには至らず、反対に何度も鋭いカウンターを食らったが、永富選手の好守でしのぎ、これ以上の追加点は許さずに試合を終えた。

 試合内容に関しては、さすがマリノス、というしかない。おそらくだが、個々の選手が再開前の試合とこの日の後半残り時間できっちりとMIOの守備や攻撃の体感スピードをつかみ、順応、対応した、というところではないか。MIOの選手たちが戸惑い、後手に回ってしまう、という感じだった。得点に関しても、それほどイージーではなかったと思うが、決めるところはきっちり枠に叩き込んでくるところはさすがとしか言いようがない。

 カテゴリー差を見せつけられた試合ではあったが、それでも90分を1-1で終えたことには変わりない。再開から後半を終えるまでの20分弱に関しては優勢とはいえないまでも互角といってよかったと思うし、終盤のCKの連続を決めていれば、大番狂わせが起こっていた可能性は十分あった。延長で後手に回ってはしまったが、最後まで足を止めずに向かい合い、前に出ようとした姿勢は素晴らしかった。
 終了後は、スタンドから見る限り、選手たちは結構がっくり来ているように見えた。しかしマリノス相手に大健闘と言っていい内容だし、胸を張っていいし、応援する側としては感謝しかないのだが、選手たちからすれば「届く可能性」があったからこそ、がっくりとしていたのかなあ、と想像した。考えてみれば、それは手ごたえの裏返しで選手たちが得たものはそれだけ大きいといえる。この一戦でJ1トップレベルの水準を体感できた。選手たちはきっと、もっと大きく成長してくれるだろうし、するだろう。試合後、サポーターさんたちからは大きな拍手が送られていたし、自分も送らせてもらった。1カ月以上に及んだニッパツと日産での試合。終えてみて、自分の気持ちをさらってみるとやはり「戦い抜いた選手のみなさん、ありがとうございます」しかない。

  試合内容以外の周辺の感想については、明日にでもまとめるとしよう。
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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