新体制とアジア杯、フットサルサークル

 例年になく加入選手の発表が早く、チーム体制も固まりつつあるよう。監督もプレイングマネジャーやってた中尾さんが7年ぶりくらいに就任ということでどうなるか楽しみ。一歩引いた立場から試合を見てきたことが、よい形で生かされるだろう。
 加入選手は佐川滋賀の大杉選手はじめ、経験豊富な人が多いなあという印象だ。昨年、一昨年と悪くなった時の修正が効かなかっただけに、今シーズンは大崩れすることなく、若手選手の能力も存分に発揮できるようになるのでは、と期待したい。また、野洲高時に選手権で注目を浴びていた坂本選手、サンガからレンタル加入の国領選手と、久々に開幕前からの派手な補強もよい。びわこ大からの選手もコンスタントにいるし、滋賀で育ったタレントたちの受け皿になれつつあるのは大きなことだ。観客動員のほうも期待できるだろう。

 寒い中、ときどき近所でボールを蹴りながらときどきアジアカップを見ているが、代表はゲームを完全にコントロールするような試合をするようになったな。連覇できるとはもちろん限らないが、アジアでは完全に別格チームになりつつあると感じる。イラク戦も「引いた相手に一点か」というような論評もあるようだが、試合を見ている限り、イラクは日本の精度の高い攻守を前に下がる以外の選択肢を与えられなかったし、日本が点を取られる気配はほぼなかった。
 特に前半に目を引いたのは「前から奪いきる守備」だった。Jリーグでは鳥栖あたりがやっているが、イラク相手にこの守備ができているのは過去の代表にはなかなか見当たらない。本田選手や乾選手など、欧州でもまれているというのも大きいのだろう。これを南米や欧州中堅相手にできると相当なものになる。
 自分のやっているフットサルや草サッカーはもちろんまったくレベルが違うが、自分は高校時代に陸上長距離をしていて、サッカーをやる場合の運動量にはそこそこ自信がある(あった)方だ。相手のパス回しを追い回して詰めていくのは望むところだし好き(それしかできないというのもあるが)だが、「奪いきる」となると、相手がミスしてくれない限りは長い距離を走った上で、相手のフェイントについて足を絡めてボールを取って抜け出す無酸素運動が待っている。かわされた後のことを考えると、やや躊躇してしまうプレーではある。もちろん代表の選手なのでフィジカル、守備センスはものすごいだろうが、その分相手もハイレベル。簡単ではないと思うが、従来の代表にはあまりなかったこのサッカーも武器にしてほしい。

 昨秋より勤務体制の変更で、自転車通勤が可能になった。風景のよい河川敷をコースにしているが、ほぼ毎夕、いくつかの大学生のフットサルサークルが練習しているのをみかける。驚くのは女子メンバーの数。3割とはいわないが2割は超えている印象で、上手な男子学生の指導こそ受けているものの、プレーは決して「お客さん」ではない。だからといって体育会バリバリではなく、おしゃれなユニで楽しんでプレーしている感じだ。フットサル場で女性が増えたなあと思っていたが、大学のサークルでテニスなんかと同じく、普通にやっているようなところまで来ているらしいのは、考えて見れば大きいことだ。普段Jは見ないまでも、代表戦なんかをみたらテレビでサッカーを見るだけ、という層よりはよっぽど分かって見られるだろうし、将来お母さんになって子どもがサッカーしたい、といった場合にはコーチさえできるかもしれない。
 ときどき公園でボールを蹴る男の子とお母さんという組み合わせを見るが、さすがに上手なお母さんはまだみかけない。しかしこれからはめちゃうまいお母さんを見かけることも珍しくなくなるかもしれない。ここ10年のフットサルの広がり方は、日本サッカーにとって相当大きな成果になって現れてくるのではないか、と結構真剣に考えている。
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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