「説きふせられて」

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 8年前、周囲の反対で愛する人との婚約を解消したアンは、気位の高い姉と従男爵の父に軽んじられながらもつつましやかに生活してきた。家計の問題でアンたちが住む家を人に貸したことがきっかけで、かつての恋人と再会を果たすことになるが・・・。

 オースティン最後の作品。「自負と偏見」や「エマ」のように最初から最終的に結ばれる相手が周囲にいる、というわけではなく、かつての恋人というのがこれまでと違ったところだ。この作品は、社会的地位やしきたりにそった「分別ある」愛を描いてきたオースティンが、ともすれば分別を踏み外すことを示唆する点でこれまでと違っているという点がポイントのようだが、品のいい家庭小説の体裁はしっかりしている。また恋する男女の心理的な特徴や葛藤の描写の面白さはさすがで、同時代の女性たちをキャーキャーいわせたことは間違いないな。
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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