山椒魚戦争

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 ヴァン・トフ船長はインドネシア付近の島の入り江で、謎の生物(山椒魚)を発見する。言葉を理解し、水中労働をなんなくこなす山椒魚は人間に使われて生息エリアを飛躍的に拡大させる一方、人間に欠かせない存在として地位を高めていく。世界各地で山椒魚と人間の衝突が起きはじめ、ついには山椒魚が人間に牙をむくことに・・・。

 古典SFに入るのだろうが、当時の主に欧州世界の知識人、評論家などをもじったような記述や、山椒魚と国際法、または巨大資本の関係など下敷きが相当に分厚い世界観なのであんまりSFチックな感じはしなかった。原発事故が起きたこの年に読むと、山椒魚の存在や人間のならわしのようなものが、いろいろに解釈できて興味深い一冊だ。
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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