ニュークリア・エイジ

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 幼少のころから「核戦争による世界終末」に過剰なまでの強迫観念を抱いた主人公ウィリアムは、ベトナム戦争の熱狂渦巻く60、70年代を経て安定した「現在」(90年代)にたどりつく。それでもシェルターを掘り続けるウィリアムの行く先にあるものは・・・。

 「世界のすべての七月」で圧倒された著者の、魂を振り絞るかのような物語にまたもやひれ伏すのみ。「すべてが分かってしまって」なお現実と折り合いをつけて生きていくことの苦しさとひたむきさ、そしてそれでも生きていく意思。ラスト1ページは本当に素晴らしい。原発事故が起きてしまったこの年に読むと。ユーモラスな描写でも笑えないような部分もあるが。
 しかしこの本が900円か。激安だな。
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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