「評伝 若泉敬」

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 沖縄返還に時の政権の「密使」として尽力した国際政治学者・故若泉敬の生涯を史料や証言をもとに書きだした一冊。

 これもだいぶ前に読了したままだった。著者は尊敬する大学の先輩。
 「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」で知られる若泉の交渉にかける執念を余すところなく伝えつつ、当時の日米関係、国際政治状況を冷静に正確に描写しているので学問的にも安心して読めるといえる。後知恵で見れば、関心のない現代人には、若泉の行動やその後の自責の念は自意識過剰、空回り気味とも映るかもしれない。しかし現在の日米安保、沖縄の普天間基地問題をかんがみるに、若泉を笑えるものは一人としていないだろう。若泉が執念で成し遂げた問題のその後に、誰が取り組んできたというのだろうか。

 
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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