未成年

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 実際に手に取ったのは旧版の表装(青いやつ)。貴族ヴェルシーロフの私生児・アルカージイが父と和解したのちに、父と愛する上流階級の婦人に関する騒動に巻き込まれていく様子を、貴族社会の崩壊が見えてきた当時の社会背景を絡め、アルカージイの手記という体裁をとって描写した長編。

 この年で読んだからだろうが、アルカージイはタイトル通り未成年だな。でもってヴェルシーロフも未成年がそのまま大人になったような部分を引きずっており、こちらもタイトル通りか。社会主義、科学主義が台頭し、一方で貴族やキリスト教の価値観が崩壊していく混乱した思想状況のなか、ヴェルシーロフが分裂していく様は読みごたえがあった。
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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