日の名残り

 読み終えた本がたまっていく一方・・・。

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 「日の名残り」(カズオ・イシグロ・ハヤカワ文庫)

 英国の屋敷(オーナーはアメリカ人)で長年執事を務めているスティーブンスが、小旅行の合間に失われた過去を回想するストーリーで「古き良き英国の上流階級」を描く。物語は1960年代くらいな感じだが、そのころの英国はすでに「古き良き」を回想するような時代だったということか。アメリカはそのころが「古き良き」だよな。
 対独宥和政策などを描いていてそっちも興味があったが、やはり読みどころは執事の世界。日本で言う「もてなしの心」みたいなものだろうが、やはり奥深そうだ。
 元女中頭に淡い恋心を抱き、新しい主人のためにジョークを練習する主人公の姿が、悲しくおかしく没落していた当時の英国と夕陽をバックに重なり合うようだ。
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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