「戦争論」

「戦争論」(クラウゼヴィッツ・中公文庫)

P8090097.jpg
 読もう読もうと思いながら、難解さというかやや煩雑な記述になかなか手がです、ほかの本も読みながらだったため、読み終えるまで数カ月もかかってしまった。それでも読んで良かったな。戦争とはなんであるかというところから説き起こして、ときに戦術のあり方まで書き込んでいるため当然膨大な量になるわけだが「戦争は政治の1延長である」という、政略―戦略―戦術の軸はいささかも揺るいでおらず、思考法の一つとして大変参考になった。また、戦争が近代戦へと移行していく様子もよくわかり、総力戦、決戦思想というのもその後の歴史を見れば十分に説得力を持ちうるものだ。
 並行して太平洋戦争関連の本をいく冊か読み終えたが、戦争論を下敷きにして読むとなんとなく日米両国の意図がよく見えてくるような気がする。声高に聖戦論をとなえる政治家はまずこれ読んでから、だな。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード