「最も遠い銀河」

「最も遠い銀河」(幻冬舎文庫・白川道)
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 日蔭の身から成功を目指す建築家桐生と、未解決死体遺棄事件を追ううちに桐生の過去をしることになる退職刑事の物語。貧困からの脱出、それを追うプロ意識に優れた警察側の人間、という白川氏得意の構図で、40近い男と20そこそこの美しい女性の取りあわせ、ハードボイルド小説かよよいう男たちの会話の中身など昭和の歌謡ムードたっぷりで、とても21世紀じゃないだろ、とつっこんでしまう。しかし、しかしながら日蔭から日向へ出ようとする桐生、それを支えようとする浩や幸治といった男たちの魂の叫びにはやはり胸が詰まるのだった。「海は涸いていた」の味わいが増幅されていてやはりバーボンを飲みながら読むとよい話だな。
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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