必要になったら

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 中央公論新社の村上春樹翻訳ライブラリーのレイモンド・カーヴァーシリーズの最終巻。アルコール中毒や不倫を背景に立ち行かない夫婦関係や孤独を抱えた人々を描く短編集。

 「破壊者たち」の結末の妻のせりふはこわいなあ。あれを聞いてしまった夫はどうするのだろうか。修復し得ない溝や決して越えられない壁、届かない声、取り戻せない気持ち・・・。誰もがそんなものを抱えて生きていくわけだが、カーヴァーが注ぐまなざしがあくまで暖かい気がするのは感傷というものだろうか。
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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