五輪総括

 五輪が終わったため、スポーツと国力についての記事がにぎわっている。金メダルなしということで危機感をあおる報道もあり、てっきり不振だったのかと思いきや、地元開催の長野を別にすれば過去の大会と比較しても結構とっている方だ。金一つより、銀や銅の数が多いほうが、全体の裾野の広さを示しているといえないだろうか。
自分は、参加国数が両手で足りそうなマイナー競技の一発メダルよりは、広く人々に楽しまれている競技での入賞の方が価値が高いと考えている。また仮にメダルがなくても幅広い種目で入賞圏内にいれば充分だとも思っている。「一番を決める」という競技の性質上、金と銀の区別は理解できるとしても、3位と4位の違いにどれほどの意味があるのか。3位も4位も一緒という意味ではなく、メダルのあるなしで入賞圏内(その競技のトップクラス)の価値が不当に低く扱われてはいないだろうか、ということだ。そもそもメダルは区切りがいいので便宜的に3位までに与えている、というだけのものではないのだろうか。競技者はともかく、観戦側が「メダルとメダル圏外」にこだわりすぎると、見失うものが多いように思う。

また、特殊な競技に資金を集中投入してメダルを乱獲している国がスポーツ先進国で、日本もそうなった方がいいのかといわれれば、そんなことはない。一部の国には「メダルがとれそう」という理由で好きでもない競技に取り組むケースもあるという。強化に力を入れて欲しいと願う選手の気持ちには応えたいとしても、大がかりな設備や特殊な器具、資金が必要なそり競技などは、国内でどれだけの人が楽しめると思っているのだろうか。まずは役員の過剰派遣などを見直して、現在の強化費を現場にまで下ろすことだろう。
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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