代表人気

 このところ代表試合の集客や視聴率が低落傾向にあるようだ。先日の香港戦もはっきりわかるほどがらがらだった。マスコミではサッカー人気の危機と言われ、先行きを心配する声も出ている。

 たしかに人気が落ちていることには間違いないが、ただW杯の年とはいえ、寒い中の香港戦に5万人集まるということが本来ありえない事態で、落ち着くべきところに落ち着いているような気もする。また自分もMIOの試合を見に行きだすと、代表の試合が割りとどうでもよくなってきた。Jリーグ発足17年、サポーターからするとクラブ>代表という当たり前の構造に落ち着いてきたとも言える。「代表だから」と無条件に熱狂していた時代に比べると、見る側の目が肥えてきて健全な状態になりつつあるといえるのではないか。

 とはいっても代表人気は必要だし、現在の人気低落は上記の理由だけでなく「やっているサッカーに展望がない、行き詰まり感がありあり」「監督や選手のアピール不足」という原因があるのも事実だ。常に観客受けするはでなゲームを展開しろとは思わないし、テストが必要なのも理解できるが、有料試合をやる以上常にピッチ上では全力を尽くす姿勢は見せて欲しいし、インタビューの受け答えでぶすっとした態度はいかがなものかと思う。「しょせんテスト」なのかもしれないが、寒い中安くないお金を払って駆けつけているサポーターのことを考えると、もう少しやりようがあるだろう。岡田監督は「お客さんにまで責任はもてない」という趣旨の発言をしたらしいが、サッカー界自体がサポーターで成り立っているのだから、やはりサポーターの目線は常に意識するべきだろう。そうでなければ、高い報酬を受ける必要はないし、草サッカーをやっていれば十分だ。また、日本サッカーを牽引する代表人気は、日々現場でサッカーに携わっている指導者や選手を支える要因のひとつでもある。代表監督ともあろう立場の人物が軽々しく考えていいものではないはずだ。

 香港戦などではブーイングが起きたようだが、これは歓迎したい。岡田監督の資質云々ではなく、サッカー界の自浄機能が働いていると感じるからだ。常に期待しながら、よいときは拍手、少し悪くてもまあ我慢我慢、悪いとブーイングというのは観客側の健全なあり方だ。引き合いに出してなんだが、バレーボールのどんなときも「ニッホンチャチャチャ」よりもよっぽど選手やチームのためになると思う。それゆえに、マスコミが描くブーイング=人気低下という図式には違和感を覚えざるを得ない。
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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