帰還した黄金世代

 今シーズンから川崎に稲本選手、清水に小野選手が加入し、99年ワールドユース準優勝組(自分はこの世代を黄金と位置づけている)がすべて国内に帰還したことになる。当時の期待からするともう少しやれたかな、という思いもありまた、結構頑張ったよな、という気もする。稲本選手と小野選手は、アーセナルとフェイエノールトというその国の顔になりえる名門チームに所属していただけに、特に注目していた。小野選手はUEFAカップ取ってたし、稲本選手もアーセナルではないけど、フルハムかどっかでマンチェスターUからゴールあげたこともあったので、「通用しなかった」というのは正しくない。際立った活躍がなかったにせよ、欧州リーグの選手の一員として長きに渡ってプレーしていたことは評価したい。

 2人とも、10年ぶりくらいのJリーグなので最初は戸惑いもあるかもしれないが、順応すると鹿島の小笠原選手のようにチームに欠かせない選手になる力量があるのは間違いない。2人は、あまり試合にでる機会がなかったり、短い期間で帰ってきた選手と違って、「長年向こうにいたトップクラスの選手のJ再加入」としては多分初めてのケースになるはずだ。本当は中田英がそうなるはずだったのだろうし、中村俊輔選手が近くそうなるのだろう。小野、稲本選手の今季のプレーは「中田がJに帰ってきていたら」「中村俊輔が帰ってきたら」という命題を推測する上でも、また日本のトップクラスの選手の力量を再確認するうえでも興味深い。世界への道を開拓し続けてきた2人だが、「欧州からJへ」という道もまた開こうとしている。近年は「終わった」などという言葉で低評価にさらされることも多いが、常に道なき道を歩んでいる姿勢は日本サッカー史の中でも高い評価に値すると思う。

 それはそれとして、Jが華やかになっていいことだ。若い選手や、2人をあまり知らない若いサポーターに世界で戦った力を見せ付けて欲しい。
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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