沼地のある森を抜けて

PC300278.jpg
「沼地のある森を抜けて」(梨木香歩・新潮文庫)

 独身OL、久美が亡くなった叔母からぬか床を受け継ぐが、その日から奇妙なことが起き始める。よみがえった亡き同級生、失われていた記憶・・・。すべての謎は故郷の島にあった。

 「家守奇譚」のようなほのぼのした話かと思っていたら、バイオホラーっぽい展開だったな。細胞や遺伝子学の援用やフェミニズムの生物学論的な展開などやりたいことは分かるのだが、ちょっと空回りと違うかな。抽象世界の描写は正直、読むに堪えないものだったと思う。やっぱり著者はほのぼの時にちょっと怖い、という系統でやっていく方がいいのではないか。
プロフィール

蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード