VS町田ゼルビア

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 4-3で撃ち合いを制し、最終戦を気持ちよく終えた。


   木下
 尾上阪本伊藤
  安里浦島
寿 谷口石沢山田
   安藤


 やや風が強い中、開始直後からロングボールを使って積極的に相手陣内に侵入、CK崩れからだったか、クリアボールをPA前で木下選手がゴール左上に豪快にけりこみ、なんと先制。勢いに乗って攻め立てるがゼルビアの選手が安藤選手の前目のポジションを見逃さずにロングシュートを決め、すぐに同点に。中盤も立て直したゼルビアは、強力な2トップがMIOの浅いラインの裏を突き始め、7番の選手が競りながらMIOのライン裏に抜けだし、逆転、続いて33番の選手が同じような形で決めてあっというまに突き放した。
 MIOはそれでも高いライン取りをベースにしたプレスをよくかけ、大きなサイドチェンジを多用してチャンスをつくり、安里選手がバー直撃のシュート、阪本選手が相手DFにクリアされる惜しいシュートを放った。伊藤、山田、尾上、寿選手の高精度なキックをベースにしたサイドチェンジが次第に正確さを増していくと、左サイドからの折り返しを詰めていた伊藤選手が押し込んで追い上げ、前半終了前にはまたまた左からのクロス(だったかな)を阪本選手が頭で合わせ、なんと前半で同点に追いつくものすごい展開になった。

 後半も両チームとも正確なパス回しに激しく組織的なプレスという中盤の攻防をベースに、激しく攻めあった。ゼルビアは強力2トップの破壊力、MIOはサイド攻撃で相手ゴールに迫るが、ややゼルビア優勢な印象で、MIOはあわやオウンゴール、のクリアや枠を外したPKに救われる。それでも運動量を落とすことなく守備をし、大きなサイドチェンジを使ってなんどかチャンスをつくり、80分ごろについに伊藤選手が左からの折り返しを押し込んで逆転。ゼルビアの怒涛の攻撃をしのぎながら、カウンターでチャンスを作るという理想的な展開でゲームを終えた。

 まあ布引はドラマチックな試合になるな。1-3にされた時は正直だめかなと思ったが、選手の士気は高かったしお客さんも「いけるで」という勢いだった。ゼルビアに初勝利、しかも2点差をひっくり返したのはかなり自信になっただろう。本当に強いチームになりつつあると思う。今日はなんといっても、一発でのサイドチェンジが目立った。あれだけ多用していたのは意図的なものなのだろう。どんな相手でも、あれだけ正確に左右にボールを振られると対応は遅れるはずで、新たな武器といえるのではないか。伊藤、山田選手の成長で右サイドも左に負けない武器になり、破壊力が飛躍的に上がったようだ。特に伊藤選手はゴール前まで積極的に詰めているので、シュートチャンスが多く、そうなると正確なキックが生きてくる、という好循環をもたらしているといえる。

 町田ゼルビアは、洗練された組織と個人技の融合がバランスよく3位以上にいるのが当然といえるチームだったと思う。とくに2トップの一発でチャンスになるトラップや体の使い方、正確なポジショニングは2008年シーズンのHONDAか、それ以上という印象を受けた。7番の選手は本当にいい選手やなーと何度も感心した。PKが決まれば、などどっちに転んでもおかしくないゲームだったが、こういうチームから勝ち点3を取れたのは本当に大きいな。あと、相馬監督はスーツで格好良かったし、サポーターさんも都会っぽい(当たり前か)感じで格好良かった。

 布引は今日も子供さんで一杯。子供さんが試合に飽きて走り回る、というのはJでも見かける光景だが、きょうの勝利とともに嬉しかったのが、近くにいた小学低学年くらいの3人連れの観戦の様子。前回の鳥取戦にも来ていたようで、リードされる展開にも「でも前も勝ったから絶対逆転できるって」と声援をおくり、追いつくたびに大歓声をあげ、相手選手に許容範囲内のブーイングを飛ばすなどして、最後まで大興奮だった。試合後は早速サイン会に走って行ったようだ。特にサッカーをしているわけではなさそうだったが、あの興奮具合ではまた試合に来てくれるか、少なくとも学校では熱を込めてMIOを語ってくれそうだ。裏を返せば、それだけの試合をやってのけたMIOのサッカーは魅力的、の一言に尽きる。
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蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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