MIO苦戦の年

 シーズン最終盤にさしかかり、行ける試合ももうわずかしかない。ついこの間まで後期に入ったばかり、と思っていたが、1シーズン、あっという間だ。
 MIOはあと4戦のこして勝ち点24の14位(だったよね)。勝ち点獲得ペースは前期をわずかに上回っているはずだが、のこり試合全勝しても勝ち点36が最大値(だと思う)で、残留争いをしているのが現状だ。ファンとしては選手たちが一生懸命にやってくれた結果ならしょうがないと思う。しかし選手や首脳陣が掲げている目標なり、自己評価なりからすれば、うまく行かなかったシーズン、ということになるのだろう。
 かくいう自分にも、中口監督2年目となり、前年の選手もまあまあ残ってくれ「今年こそは」という思いはあった。勝てない試合は多かったが、一方的にやられるというわけではなく、強豪と渡り合うような好ゲームもあるなど「あと一皮むければ」と思ってきた。その感想はそう外れてもないと思うが、結局「あと一皮」のブレイクがなかったことがすべてだったように感じる。戦術や選手の質がどうこう、ではなく、パス一つのタイミング、ボールホルダーへ寄せ、ボールに足を絡めたときのもう一踏ん張り、ゴール前で持ったときのわずかのシュートチャンスなどを、少しずつ逃してしまった結果の積み重ねが今の順位に反映されている印象なのだ。厳しい言い方になってしまうかもしれないが、これが今のMIOの力だ。
 もちろん、選手がサボっているとか気を抜いている、という訳ではない。自分たちの全力のプレーをしても相手があることで、勝ち点に結びつくとは限らないので、選手や監督に不満を感じることはない。 
 それでも、どこかモヤモヤとした感情がぬぐい切れない。たぶん、今のMIOの力がこの順位、と頭では分かっていながらも「もっとできるはず」と願っているからだろう。応援に行けない時期が続く中でこんなことを書くのはなんだか申し訳ない気持ちではあるが、選手たちは残り試合「自分たちはもっとできる」と信じて(その力はあると思う)、悔いなくやってほしい。
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vs大阪

 0-6で久方ぶりの敗戦&大敗

 近隣アウエーにもかかわらず、応援に行けない期間継続中のため、ネットで状況注視。早い段階で点を取られた時点で「ズルズルいったらどうしよう」と心配になったが、悪い方に当たってしまった。スタメンを割に変更したようだが、これが良くない方に出てしまったのだろうか。大阪相手にはまだ勝ち星がなかったはず。苦手意識が付いているのかもしれない。近いうちに払拭したいところだ。
 久しぶりの大敗だが、例年よりは回数が少ないのでよしとしたい。残留争いも視野に入ってくるが、こうなると引き分け続きで獲得してきた勝ち点の積み上げが意味を持ってくる。今年のチームでやれる時間はそう長くない。選手たちは残りのゲーム、思い切って自分たちの良さをだし、悔いなくシーズンを終えてほしい。

vs流経大

 2-2の引き分けの模様。

 観戦行けない期間真っ最中のため、ネット応援。先制で喜んだのもつかの間、立て続けに点を奪われて逆転された。これまでならば負けていた展開で、そう覚悟していたが、終了間際に坂本選手が追いついてくれたようだ。4連続引き分けになると思うのだが、前期勝ち点を挙げられていない相手だし、展開からしても価値のある勝ち点1だと思う。こういう試合を続けられている、ということは前期よりもゲーム運びなり局面での打開力が、大きくはないにせよ向上している証。着実に強くなりつつあるといっていい。
 現地にはお客さんも多かったようだし、勝利こそなかったが、複数得点と試合終了間際の同点弾は、かなり楽しんでもらうことができたのでは。MIOファンを増やせる試合になったはずだ。

 

vs栃木 

 1-1で引き分けの模様。引き分けは3連続か。

 ネット速報応援だったが、試合終盤に先制されて最終盤に追いつく、という展開。先制されたときは黒星を覚悟したが、よく追いついてくれた。年間順位を考えても、貴重な勝ち点積み上げだったと受け取っている。 得点者の嘉茂選手は、前期三重戦のあたりからブレイクの兆候を感じている。出始めのころは中盤の枠内で動いていて、良さがよく分からなかったが、前期三重戦では試合展開もあって、かなり前の位置まで侵入して脅威になっていた。ロック戦、前節の三重戦でも最前線へ飛び出す動きがあり、攻撃を活性化させていたとみえた。今回はどういう形だったのか分からないが、得点という結果につながったのなら、今後がより楽しみだ。
 順位は飛躍的には上がらないが、まだまだ中位の下あたりは充分に狙える。しぶとく勝ち点を拾っていってほしい。

vsヴィアンティン三重

 1-1で連続分け

   征矢
原口 中村 坂本
  嘉茂小山
瓜生馬場大杉稲垣
   永冨

 台風接近で雨こそないが時折強風が吹きつける天候の中、伊賀の再現をなすべく、前からの守備とサイド突破で切り崩しにかかるMIO。特に瓜生、原口選手の左サイドの連携がよく、小気味いいリズムのパスで相手サイドの裏を、裏を突いていく。一度、完全な崩しからクロスをあげ、征矢選手が完全にフリーになってヘッドを放つが、枠の外に飛ぶ。
 MIOの攻勢が一段落すると、三重も小柄で俊敏なドリブラーが中盤で受けて前を向いて仕掛けはじめる。この仕掛けに結構手を焼いた印象で、DFラインが下がりだし、ボールを奪ってもうまく前線につなげられなくなる。守備でも、ボールを囲んで体を入れてボールをマイスペースに入れても「さてどうするか」と見ているうちにかっさらわれてしまうなど、リズムが出ない。それでも永冨選手の好守でしのいだ30分過ぎ、セットプレーのカウンターだったと思うが、左サイド裏に飛び出した中村選手にボールが届き、右足に持ち替えてクロス。すると大外から稲垣選手が飛び込み、右足で一切無駄のないトラップで収め、GKとの1対1を制して先取点を挙げた。

 風下に立つ後半、三重は前回MIOを苦しめた13番の選手を投入してくる。身体能力に優れる相手にボールを収められ、、馬場選手が対応に手一杯になった印象で、一気に守勢に。3分頃に右サイドのタッチライン際を破られてシュートを許し、一度は永冨選手がはじくも、こぼれ球を突き刺され、同点に。三重は13番の投入が当たった印象で、MIOは自陣に釘付けにされた、前回ロック戦と似た展開となる。ヘッドでクリアしてもボールが戻るため、マイボールにしきれず、いきおい、征矢選手へのロングボールが多くなる。カウンターの好機も中盤のなんでもないつなぎのミスで逆にピンチを招き、永冨選手の出番を増やす結果になった。
 MIOは斉藤選手、関口選手、久保田選手を続けざまに投入。これが功を奏し、主導権を握り直す。今度はクロスからのヘッド、CKこぼれからの馬場選手のシュートなど立て続けに決定機を作り出し「勝ち越し点近し」を思わせた。
 ところが終了間際に最悪の事態が起こる。相手のロビングパスに反応して飛び出した永冨選手がPA外で相手選手と交錯、ボールは見事にクリアしたが、相手の足が永冨選手の足に当たる。起き上がれず、必死の形相で痛みを訴える永冨選手にようやく気づいた主審がゲームを中断した。おそらく骨折であろう、救急車がピッチに入るほどの事態で、永冨選手は痛みを訴えながら搬送されてしまった。交代枠を使い切っていたため、大杉選手が31番の赤いユニホームをまとい、ゴール前へ。再開後は一人少ないなか、無理に前に出ず、大杉選手も相手のヘッドやこぼれ球を慎重に処理し、勝ち点1を確保した。

 永冨選手の負傷で感情的になっていたため「なんとか永冨選手に勝ち点3を」と願っていたが、しっかり引き分ける策をとった選手、首脳陣は冷静だったし、それでよかったと思う。全体を通せば、勝てる試合だったとは思う。決定機のどれか一つでも、というところだが、これは水物だし仕方がない。ただ気になったのは中盤の攻守だ。攻撃では、パスのずれや、受け手の動き出しの遅さなどでのノッキングから奪われるシーンが多かったと感じた。三重が動きながら受けてそのまま仕掛けるスタイルだったため、余計にそう思ったのだろう。関口選手投入後は、関口選手も同じようなことができるため、かなりよくなったと思う。守備では、囲んで体を入れても、その瞬間、少し動きを止めてしまうため、せっかく寄せているのにあっさり奪い返され、勿体ない印象を受けた。こういう細かいプレーは、Hondaやソニーであればもっと洗練されている。このあたりも今年の苦戦の要因のひとつかな、と感じるところだ。

 しかしこの試合は永冨選手に尽きる。三重サポーターの方々もコールしていただいたし、自分も涙が出そうになりながらコールさせてもらった。しかし、こんな悲しいコールはしたくなかった。どうか少しでも軽傷であってほしい。少しでもはやく快復してほしい。 
プロフィール

蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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