「育成論」を誤解していた

 どうも自分の認識が異なっているようだ、とぼんやりと思い始めたのはここ1ヶ月くらいか。サッカーでは日常的なテーマだが、W杯に前後してより盛り上がりを見せる「育成論」についてだ。この期間ネットや新聞などで、識者などの育成論に割と集中的に接することになり、長年の違和感の正体がようやく理解できた。もっと早くに気付けよ、と回転の良くない自分の頭が恨めしいが、気付けたのはよかった、とも思う。
 
 気づいたのは、メディアでよく言われる「育成論」「育成の見直し」の根本にある考えは「トップ層をさらにどう伸ばすか」なのだということ。「そんなことも分かってなかったのか」という話で、その通りなのだが、私は「育成論」は、サッカーをするすべての子どもを視野に入れた話なのだ、と思っていた。それゆえ識者の「小学生年代から戦術を~」「サッカーの本質を~」「スペースを見る、つくる予備動作を~」などの発言類を見聞するにつけ、その通りなんだろうが足元おぼつかない子も少なくないのに難しくないか、と違和感を抱いていた。 
 違和感の正体が分かる契機になったのは、6月ごろ日経新聞のネット版で読んだ、今治FCの岡田代表のコラムだった。今治FCも一般的なクラブと同様に地域貢献、地域の子どもたちの育成を大事にしており、岡田氏もユースだかjrユースにも言及されていたのだが、その際「一番優秀な子は愛媛FCに行くが、今治にも2番手、3番手の選手がくるようになった」という趣旨のことを書いていた。事実その通りなのだろうし、岡田さんの姿勢がどうこうということではないのだが、「ん?」と引っかかった。確かに4、5番手でなく2番手、3番手の子が来るようになれば、今治ユースのレベルは上がるだろう。岡田さんが実際にそう考えているのかどうかは知らないし、そういう意図はないと思うが「『一番優秀な子』が来るクラブになりたい」とも受け取れた。
 
 その後、様々な「育成論」に触れ、ようやくしっかり理解できたと思う。私は「育成」は、全ての子が対象、つまりは上手くない子を上手くすることが前提なのだと思っていた。岡田さんの記事の例で言えば、2、3番手の子を1番手に、4、5番手の子を2、3番手の技量にすることなのだと考えていた。しかし、実際に論じられている「育成」は1番手の子に度限っての話だ、と認識できた。底辺拡大とともにトップ層をしっかり伸ばしていくことは、どの競技でも必要なことであり、そうでないと世界の中での競争力を失ってしまう。実際、運動能力やセンスなど、越えられない壁があり、同じ意欲ならばそういうものを持った子どもの方が、指導をより吸収し、プレーに反映やすいのは自明の理だ。
 代表選手、Jリーガーになれる「枠」が厳然とある以上、年齢が上がるにつれ「子どもの夢が憧れが~」という人情の入る余地がない世界であり、それが現実だ。よく言われる底辺拡大の重要性も、シビアに行ってしまえば「1番手の能力がある子を増やす、見つけやすくするため、分母自体を増やす」という理屈と切り離すのは困難だろう。そうでなければ、強豪国になれないのかもしれない。さらにシビアに言えば「1番手」をほぼ見つけ終えたある一定の年代からは、せめて2、3番手でないともはや育成の対象でなく、それ以外は世界と闘う上では「どうでもよい」存在となってしまう。遅咲き、雑草的な選手ももちろんいるが、今回の代表選手やJリーガーの経歴を見ていると「遅咲き、雑草」といっても中学年代なんかの経歴は華麗なもの。1番手グループの中での「抜いた抜かれた」(これは相当熾烈な競争で、ここを抜けてきている選手たちには畏怖の念しかない)ともいえる。

 というところで、いわゆるメディアなどでの「育成論」への認識は革まった。「トップオブトップの育成」は自分などが考えてもしょうがないところで、一サッカーファンとして応援し、見守っていこう。そして自分がより見守っていきたい、いけるのは、トレセンにかすりもしない、でもサッカーが好きな子どもたちだ。トップオブトップの「育成」にしか目が行かない識者には「大きな分母」でしかないのかもしれない。それでも代表やプロにはかすれなくても、代表強化になんの効果をもたらさなくても、技術なり戦術理解が向上して、サッカーするのがより楽しくなってもらえるように、その先にあるものを見つけ出したり、サッカーがともにある人生が豊かになるよう、一緒に歩んで行ければと思っている。
 
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サッカー遊びメニューを考えてみた

 サッカーをやっている小学生の子どもと過ごしながら、「自己流」遊びメニューを考えてみた。上達には練習や試合が一番だけど、クラブやスクールは毎日あるわけでない。自主練しようにも近所に広い場所がない、友達も塾やらなんやらで集まりにくいなどの事情もある。また自主練といえば「リフティング」になりがち。大事な練習だけれど、うまくいかない時にストレスがたまりやすく、練習嫌いになりがちでもある。運動神経が良くて最初から出来る子はいいけど、そうでない子には続けて出来るまでが結構な壁だ。
 そんな子どもが飽きにくく、楽しめる、さらに決して上手でない子でも成功体験、上達感覚が得られやすいように。加えて特定の動作だけでなく多様な動きができることを意識して、実際に子どもと遊びながら考え出した。広くない場所、時には室内でも可能で、子ども一人や親子でできることも考慮した。どちらかと言えば、私が過ごしている「そこまで上手くない小学生以下」向きだが、やり方次第で難易度は簡単に上がるので、上手い子でも楽しめるかも知れない。
 ただあくまで「自己流」の遊びであり、サッカーに本当に有効かどうかは分からない。私からすれば、子どもはこの遊びを始めた2年前ほどから目を見張るほど上達したが、このメニューとの相関関係は証明できない。
 ただこの遊びを通して、そもそもサッカーが上達しようがするまいが、親子や兄弟、友達、たとえ一人でも体を動かして楽しく遊べれば、子どもにとってはそれで充分、とも考えるようになった。一応、運動的に危険だったり、よほど長時間続けるのでもない限り、体に無理な負担がかかるものはないはずだし、あくまでサッカー的に楽しく体を動かせれば、という趣旨です。

①リフティング風壁打ち&サッカースカッシュ
 
 使うのは、普通のサッカーボールでもテニスボールでもスポンジの弾むボールでも何でも可。テニスの壁打ちの要領で、ワンバウンドさせて 壁に当て、返ってきたボールを打ち返す。もちろん足でダイレクトで返すのは難しいので、体勢が整うまで、何度でもワンバウンドトラップを繰り返し、壁に打ち返せばいい。距離も壁とさほど離れる必要はなく、最初は50センチでも1㍍でもよい。
 ノーバウンドのリフティングは失敗したらストレスがたまるが、その場でのバウンドリフティングはやや面白みがない。これは失敗しにくく、1度でもリターン出来たらそれなりの成功感覚が味わえるし、ゲーム感覚で楽しめる。タッチの手数を減らすなり、回数を追うもよし、2人で交互に打ってスカッシュ的にも遊べる。また返ってくるボールは水平に近い感じなので、実戦的かなと。
 上達すれば全てノーバウンド、というのも可能で、近い距離ながら少し出来るようになった。壁との距離を取ったり、ボールの速度を上げたり、凹凸のある壁なら一気に難易度アップ。ボールの強さや角度によって胸、頭、もも、腹、インサイド、アウトサイドと多様なトラップと打ち返す際のコントロール(コースと力加減)が自然に身につきやすいか、と。壁や力加減によっては返ってくるボールの方向がなかなか一定しないので、動きながらの正確なトラップ、キックも身につくかと考えた。 
 私はテニスボールを使っているが、スポンジボールなら音もしないし危なくないので、条件によっては家の中でも出来るし、したこともある。壁は近くの公園でOKなところを使っているが、そうでないところは気をつける必要あり。

②足キャッチボールまたはその逆。
 
 野球のノック的にバウンドさせながら投げたボールを足でトラップし、(直接でも何回バウンドさせても可)宙にあげ、手でつかんで投げ返す。これもはじめは何度バウンドさせてもいい。または手で捕って足で蹴り返してもいい。トラップ、キックの感覚に加え、上半身も使うことで、体全体の連動した動きが身につくのでは、と考えた。その場で棒立ちになりがちなキャッチボールよりは、動きもあるかなと思う。繰り返しているうちに、ボールによってはダイレクトに足で浮かせて手で捕れるようになった。これもスポンジボールなどなら室内でもできる。
 あえて、受け手の左右に投げ、野球のノック的に行うことで、実戦的な動きも取り入れられる、と考えた。ボールの大きさはこれもどうでもいいけれど、私は素手で捕る感覚もついたらなと思ってテニスボールで行っている。フライ気味に投げると、落下点に入る感覚も身につくように思う。これもボールスピードなどをあげれば難易度は簡単に上がる。注意点は普通のキャッチボールと同じく、禁止区域を避けること。

③タオル取り鬼ごっこ&ボールキープ。
 
 腰なり背中にタオルを下げ、一定に区切った狭いスペースの中でお互いに奪い合うなり、片方だけが奪いに行く。いうまでもなく身のこなし向上に役立つかと。体へのタッチ制だとすぐに終わってしまう鬼ごっこだが、タオルを取るにはしっかりとした「寄せ」が必要なので、サッカーの守備にもいいのかも、と思う。一定時間逃げ切ったら勝ち負け、みたいにすると、だらだらしなくてすむ。
 またコーンドリブルやボールタッチのみは単調になりがちで退屈なので、この鬼ごっこにボールキープしながら、という条件を加える。奪い合ってもいい。あるいは、上手な子に対し、何も持たない、そう上手くない子や小さい子に「ボールでもタオルでも奪ったら勝ち」と指定して、一人でも複数でも奪いに行かせる、複数vs複数などバージョンは多様にできる。自然にボールを扱うだけでなく、周囲を見る感覚もつくかな、という期待もあり。
 これは親子だけでなく、年の差がある兄弟でもできるし、ハンデを付けやすいので、小さい子も大きい子もともに楽しめる。ただ、小さすぎる子だったら倒してしまいがちなので、そこは大人が見ている必要がある。

 サッカー上達に効果があるかどうかは分からないが、普段はあんまりやらない動きで無理がないし、かつ楽しいのであくまで「サッカー風な遊び」としてよいのでないかな、と思っている。
 当然みんながみんなこれを面白いと思わないだろうし、こればっかりやっていても当然飽きる。サッカーの上達に繋がれば、と
思って考え、いろいろやってみたが、結局は小さい頃はバスケでも水泳でもキャッチボールでもかけっこでもなんでも、子どもも大人も「楽しいな」と思いながら体を動かすことが大事かな、と思うようになった。
 大人からすると「子どもにサッカーが上手くなってもらいたい」とは思うが、やるのはあくまで子ども。意志が固く、自分で何でもできる子ならともかく、気持ちが日々揺れ動く年代でもある。小学生年代のサッカーにもいろんな練習メニューや遊びがあるが、あまり「このメニューは効果がどうこう」と考え過ぎても本末転倒なように思う。

最高のW杯

 いよいよ決勝を残すのみとなった。仕事があるのでさすがに午前3時からの試合は日本-ベルギー以外は見れず、なので正確なことは言えないが、自分が見た範囲からすれば「W杯を見始めた90年以降、最高水準の大会」だ。日本戦を除いた興奮度も「初めて世界のサッカー」に触れた90年大会と同等なものを味わった。

 ここまでおおまかに感じた傾向として、①攻守の切り替えが非常に速い②個人のボールさばきが大幅に底上げされている③縦パスを入れてからの「速さ」が重要-というところだろうか。
 ①に関してはGL敗退のモロッコ、エジプトでも相当なものだと感じた。切り替えの速さは相手も同じことなので、「切り替え合戦」となり、一見オープンな撃ち合いに近い試合になり、それでいて守備強度はしっかりしているので観ていて面白いことこの上ない。「切り替え合戦」で息切れした方が打ち破られていく、といった印象も受けた。 ②はどこの試合でもそうだが、かつては足元が怪しく、蹴るばかりだった選手が多くの国で見受けられたSBでもしっかり回せるし、有名でない選手のドリブルでもそうそう奪われることはない。それを奪おうと思えば必然的に守備の強度を増さざるを得ないわけで、当然面白い攻防になるわけだ。
 ③スペイン-ロシアで顕著だった。パス回しだけでは~ということは以前から指摘されていたが、より一層明らかになった大会だったと思う。加えて、先述したように「攻守の切り替え」が異常に速いので、縦パスを入れてから一気に速度を上げないとゴールを陥れるのは難しい印象を受けた。この点、日本の得点シーンはよかったのではないか。
 この点は、欧州のチームがより洗練されていたように思う。アルゼンチン好きなので敗退は残念だが、フランスと比べるとこの点でやや劣っていたように思う。それでもフランスから3点奪ってしまうのだから恐ろしいチームではあるが。南米では、ウルグアイが最も今大会にマッチしていたチームに思えた。南米らしい体の使い方と、攻守の切り替えをうまく融合させていた印象だ。ブラジルはもちろんよいチームだが、いい意味での南米らしさ(ボールへの寄せ方だったりいなし方)が薄くみえた。
 今回、高水準の闘いが相次いだ要因が、ロシアの地理や気候によるものなのか、単純なレベルアップによるものかよく分からないが、いずれにしろこれまで観てきたW杯の概念を揺るがして、自分にとってさらに面白く感じさせてくれる大会だったことは間違いない。

原口元気選手のゴール

 ブラジル大会前からこの時を夢見ていた、というか妄想していた。コロンビア戦で守備に走りきり、セネガル戦では多少攻撃の時間もあったが不発。GL2試合と、この試合の前半も、左サイド中心の攻撃で、数少ない好機に右サイドに開いてもボールはあまり来ず。貢献度の高さは素晴らしく、嬉しいものの、だからこそ点に絡むことで報われてほしかったが、やっぱ難しいか、欲張りすぎか、このピッチで躍動して貢献しているだけで充分じゃないか、と自分に言い聞かせていた。

 絶好の機会が訪れた。柴崎選手、頼む、シンプルに出してくれ、とテレビの前でつぶやいた。出た。DFの間を抜けた美しい軌道のスルーパス。通った。右サイド、角度はぎりぎりあるか。立ちふさがるは名手クルトワ。コースは狭くなるばかり。ダイレクトで撃て、撃っちゃえ。
 少しボールを切り返すような動き。ああ、ちょっと弱気になったか、切り返したらコースがなくなっちゃう。駄目か、いったん戻しちゃうか。僅かな間にこれだけのことが脳裏をよぎる。
 いや切り返さない。フェルトンゲンが、クルトワが少しよろけてみえた。あれっ、撃った、入った。

 浦和1年目のプレーをテレビで観て勝手にファンになり、勝手に応援して、勝手に思い描いていたことが、本当に起きた。起きたよ、本当に起きちゃったよ。もう一つだけ思い描いていたのは、そうなったら自分はテレビの前で泣くかも知れない、ということ。原口ぃー、やった、入った入った、とつぶやきながら、泣くかな、と思ったけれども、ベンチの方に走って人の輪に飛び込んだ姿をみて、少し目頭が熱くなっただけだった。
 やった、元気やった、とつぶやきながらスロー映像を待つ。右足で放ったシュートはサイドネット、ポスト内側ボール1個分か。横っ飛びでコースをほぼ消したクルトワの手の、わずかに先か下をかすめて刺さった。いや、凄いゴールだ。シンプルにみえるけど、結構難しいゴールだよ。この手のゴールを決めるのも外すのも見てきた。この大一番、一番大事なところでこうも見事に決まるとは。

 試合には負けてしまったが、原口選手のレギュラーとしての出場と貢献ぶり、そしてゴールをみることができ、「勝手ファン」としてほぼ思い残すことがないW杯となった。クラブでは、ドイツで最終ラインまで幾度も戻り、本大会では乾選手が左サイドで見事に躍動するかたわら、不慣れな右サイドで酒井選手と地道に相手の攻撃を防いでいく姿を見て、頼もしく思うとともに「なんとか報われてほしいなあ」と願っていた。このために4年間以上、守備や走力などの準備を整えてきた。それでも、望む通りの展開でチャンスがくるかどうか。結局、大会を通じて、僅か一度のチャンスだった。それを決めたのは、やはり偶然ではなく、準備があったからだろう。「神がいるなら報いを」と思ったこともあるが、やはり原口選手が自力で引き寄せ、ものにした果実である。
 原口選手自身や自分のような「勝手ファン」はもちろん、後進にも大きなゴールだ。あきらめず、投げ出さず、くさらず、異なるプレースタイルを受け入れても準備を続ける。それがチームのためにも、自分のためにもなることを体現した意義は、もっと評価されて良い。結果論なのかも知れないが、左に乾選手はわかるとしても、早々に原口選手を右に置いた西野監督は、さすがの慧眼であった。

 余計な言葉が多くなったが、原口選手おめでとう。これからも活躍を期待しています。

W杯決勝T1回戦vsベルギー

 前半は両チームが仕掛けつつも、攻めきれるのか、そうでないのかぎりぎりのバランスを見極めるような、綱渡り展開だった。左サイドの切り込みを中心にした攻撃は、ベルギーを振り回す場面もあった。前半途中からはベルギーが圧力を高めてきたが、吉田、昌子選手が体をぶつけてかつ、粘り強く対応していた。攻撃機会は減っていったものの、柴崎-香川選手のラインでボールが通ると、ベルギーをしっかり引かせるような怖さが出せていたように見えた。

 後半はジェットコースターゲーム。中盤の底で奪ったボールを柴崎選手が、この試合あまり活用されなかった右サイド裏に走り込む原口選手に絶妙のスルーパス。DFに半歩競り勝った原口選手が切り返しかけるが途中で思いとどまり、左脚を振り抜くと低い弾道が名手クルトワ選手の指先を通り過ぎ、ファーサイドのネットを突き刺した。均衡が破れると一気にゲームは熱を上げ、なんと乾選手が追加点をあげた。こうなると後がないベルギーは長身選手を投入、丁寧な攻めから力攻めにシフトし始めた。やや不運な形の失点、サイドからのクロスにフェライニ選手が飛び込んでの2失点目、そしてほぼタイムアップと同時のCKからの高速カウンターと、あまりにめまぐるしい敗退劇だった。

 敗因はいろいろある(1失点目が非常に痛かった)けれど、自分としては割に早い時間での2点リードが、守りに入るタイミングの見極めを難しくしたことも大きいのでは、ととらえている。最後のCKに関しては、延長では分が悪そうな気配もあったので攻勢にいったこと自体はありだったが、直接GKにキャッチされるボールはまずかったかな、と思う。試合運びといってしまえばそれまでだが、格上とやるときはピッチ外からは分からない疲労や重圧はあるものだし、それこそ相手もあることだ。
 自力で8強に手をかけて、目前で逃してしまった。細かなディティールの指摘はネット上でもたくさんなされていて、選手もよく分かっているだろう。昌子選手をはじめとした選手たちの悔しがり方、うなだれ方が雄弁に語っていた。
 日本のW杯は終わってしまったが、従来のように「2大会ごとの決勝T」でなく、連続決勝Tを目指してほしい。W杯は単なる地力だけでなく、相性や対戦順も大きな要素なので、単に地力があればGLを突破できるというものでもない。ただ地力が高ければ突破率が上がるのは当然でもあるし、そういう観点から見ればメキシコは賞賛されるべき戦績を残している。日本もどうなるかは分からないが、大会開始前の沈み込みようを思い出すと、「地力」は確実についている、と感じさせられた大会最終戦だった。
プロフィール

蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

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