継続選手更新など

  16年シーズン初得点の高橋選手引退は残念だが、主力だった選手の多くが契約更新してくれたのは近年にない朗報。特にルーキーながら存在感を見せてくれた大卒組が残ってくれたのは、和田体制2年目を思い起こさせるものがある。あのシーズンは結果うまくいかなかったけれど、終わり方は最高だったし、なによりチームとして「当たり前に」成長していくのだろう、という期待感にあふれていた。お金がないチーム事情もあるので仕方ないが、中口監督でもあることだし、今年こそチームとしての成熟と成長で結果を、という思いは強い。
  
 新加入選手もぼつぼつと発表されているが、やはり今のところ、元SAGAWAの宇佐美選手が驚きだ、印刷に移って一度は引退していたというので、中口監督の声掛けがあったのではないかと想像する。ブランクがあるとはいえ、黄金期の佐川を知るメンバーとしてチームにもたらしてくれるものは大なのではなかろうか。たぶん間違ってないと思うのだが、宇佐美選手は09年シーズンにSAGAWA加入で、いまだに最高水準のゲームだったと思っているアウエーSAGAWA戦で壽選手とマッチアップしていたと思う。この試合では好調の壽選手に手を焼いて退場になっていたと思うが、質の高い動きが印象に残っている。

 セレクションを経ての補強もあるだろうし、中口監督には昨季主力組と新加入組の争いをうまくチーム力に昇華してくれる手腕があると思うので、シーズンインが楽しみだ。
スポンサーサイト

年末年始のサッカー雑感

 年が明けてチームも始動しているようだが、望月選手退団のリリースのみ。毎年こんなペースなので今年も気長に待つとしよう。
 年末年始はなんやかんやであまりサッカーを観れなかった。テレビで高校サッカーを2試合ほど観たのみ。放送されていた試合がたまたまそうだったのかもしれないが、技術に加えて球際の寄せの速さ、激しさもアップしていた、と感じた。この年代のベースは確実にアップしているのは間違いないと思う。
 ハイレベルなサッカーに触れる機会が少なかった一方で、低学年のサッカー大会を2日ほどまるまる観る機会があった。フットサルサイズのコートで7対7、交代など自由という形式が標準的なものなのかどうかは分からなかったが、いろいろなチームを眺めていて楽しかった。
 コートが小さいのと低学年なのでどうしても団子サッカーになりがちだが、その中でもボールを足裏でコントロールしてキープ、突破できる子はいるし、周りをみてパスを出せる上手な子もいた。狙いすましたフリーキックを決めた子もいたし、大人顔負けのきれいなセービングを披露したGKもいた。自分が近所でたまに見ている範囲だけれども、近年の少年サッカーはどのチームもドリブル指導を重視している印象がある。指導者にもよるのだろうけれど、ドリブルの種類としては宇佐美選手なんかがやるような「ボールをなめる」系統のものが多いように思うし、この2日でもそうだった。
 試合で「ドリブルでいくな、空いてるとこにパスしろ」というような指導者の方もいたが「ドリブル推奨派」のほうがやはり多かった。こういったドリブルで突破できるのは、やはり運動神経のよさそうな、やんちゃそうな、足の速そうな子がほとんどで「うまいなー」と感心するとともに「みんな似ているな」(決して悪い意味ではなく)とも感じる。
 そういった子が卓抜なプレーで目立つ中で、たぶん苦手だったのだろうドリブルはほとんどしないのだけれど、存在感を放っている子がいた。結構なぽっちゃり体型で足が速いわけでもなく、プレー中の自己主張も控えめな「大人しい子」だった。ただ、「蹴るボールの質」「見ているところ」は明らかに異彩を放っていて、この年代では珍しくぴったりのサイドチェンジ、後ろから出すロングパスをほとんど決めていた。「こんな子もいるんだなー」とほほえましく見ていたら、驚いたことに、一度だけ最前線に顔を出してボールを受けた時、DFがすぐに詰めていたにも関わらず、GKの位置をよく見てロングループシュートをあっさり決めていた。相当難易度の高いプレーにもはしゃぐでなく、仲間の祝福に照れていたところがまたほほえましかった。
 この子のプレーがもちろん素晴らしかったのだけれど、試合を見ていてそれと同等に、このチームの指導者も褒められるべきだな、と思った。ほかのプレーヤーにもそうだったが「パスをしろ」とも、「もっとドリブルで行け」とも言わず、成功したプレーはほめ、失敗したプレーは咎めず、適切な助言を送っていた。流行りのプレーに流されるのではなく、一人一人の子をしっかりみて、楽しく、自分の良さがでるプレーができるように温かく構えてらっしゃる印象を受けた。
 低学年相手に怒声を飛ばすことしかしない指導者は論外としても、「育成年代ではまずドリブル」(間違いではないにしろ)と、ついつい型にはめがちなことろで、そうではないプレーをここまで伸ばす、というのは相当に懐の広さが求められるのではないか。「上達させてあげたい」というのは指導者の本能だしそれでいいのだが、個々のよさ、楽しさを生かしながら伸ばす、というのはいうほど簡単ではない。
 いろんなチームのコーチングなどを拝見できたが、改めて子ども相手の指導は、ある意味で大人相手以上に大変な仕事だと痛感したし、現場は本当にいろいろな模索をしている。メディアでは「育成に問題がある」と大上段に構える評論家も多く、以前はそうだな、とも思っていたが、こういった場に足を運ぶようになって本当に現場をみているのかな、と疑問に感じ始めている。問題提起は必要であるが、現場で子供たちに向き合って試行錯誤している指導者を支えていく評論も不可欠であろう、と感じた年末年始であった。
 

来季は10周年

 来季はJFL昇格10周年を迎える。10年、生まれた子が10歳になると考えれば、それなりに重みのある年月だ。なんだかんだで全国リーグで10年過ごせているというのは大したもの。毎年のようにJ入りしているチームが出ているからとはいえ、JFLの中でも在籍が長いチームになりつつある。
 全国リーグに所属し続けることの意義はいろいろあるけれども、自分としてはやはり高水準の相手と全国各地で戦える、またその相手が滋賀に来てくれることは重要だと考える。J1経験のある松本、J2に手が届きかけた岡山、昨年、今年とJ2で旋風を起こした金沢、山口はいずれもJFL時代に滋賀で試合をしているし、白星を挙げているチームもある。選手にしても、市川選手や服部選手などW杯の舞台を踏んでいる選手が滋賀のピッチで公式戦をプレーしているのだ。滋賀県内でハイレベルな試合が行われている、という事実だけでも、滋賀のサッカー界にとって重みのあることだと思う。
 また、よく「存在感のなさ」がテレビなどで面白半分に取り上げられがちな滋賀だが、対戦相手やそのサポーターさんがMIOを通じ「滋賀」の存在を感じてくれていることも確かである。アマリーグとはいえ、松本などはJFL時代から何千人もの集客力を誇っていたし、讃岐なども結構な人数のサポーターさんが来滋してくれた。10年続けていれば累計では結構な数字になっているはず。富山や秋田、栃木SC、ガイナーレなどがそうだったが、J入りを控えていたチームにはそれぞれの地元メディアも取材に訪れていた。それぞれの地元の新聞やテレビでも、間接的に「滋賀」が紹介されていたことになる。
 人によっては「なんだ」と思えるだろうが、同じようなことを行政なり観光関連団体がメディアなどを使ってプロモーションしようとしたら結構な金額がかかることなのだ。J入りしたチームとの対戦では時には1000人超が滋賀を訪れてくれたこともあった。これだけの人数に「来てもらう」ことがどれだけたやすいことでないか、は観光関連に携わった人ならばすぐにわかってもらえることだろう。

 滋賀で全国水準のサッカーをやっている、というほかにも副産物を生み出してきたMIOのJFLでの歩み、10年目の来季はその成果が目に見える形で現れてくることも期待したい。

2016振り返りそのほか

 今年も残りわずか。MIOはセレクションも開催し、新加入選手1人も発表、濱田選手移籍と動きを見せつつある。そんな中で今更振り返りも何であるが、一応書いておきたいことだけ書いておこう。

 観客動員 今シーズンは天候に恵まれた。行けた試合で雨が降ったのは一回、それも一時的だったように記憶している。お客さんの入りは「爆発的に増えた」ということはないにしろ、1000人超を何回か果たせている。少ない試合でも500人弱。目視でも数年前の最も少なかった時期と比べると、ぐっと増えていると感じた。3年ほど前までは、MIOのユニやタオルを着用している人は声出しサポーターさんたちが主だったが、2年ほど前からはスタンドの位置関係なくまんべんなく見られるようになり「MIOのホーム」という雰囲気がじわりとにじんでいる。

 グルメ   今年は近江巻き巻きとたこ焼き、ポテトがメーンだった。巻き巻きは食べやすく、おいしく、名物化が期待できる。スタジアム周辺がにぎやかになるのはよいことだし、通りすがりの人も興味を持ってくれるだろうから意外に大事だと思う。来季も売り上げ増に貢献していきたい。

 環境    滋賀FA杯前に「県協会、MIO軸にJ3目指す」報道があり、先ごろはJFAの田嶋会長が滋賀を訪れ、知事らとスタジアムやJ入りを話題に懇談したとの報道もあった。具体的に話が進展しているのかどうかは不明だし、進展したところでどうなるのかもわからないが、国体を控えている事情などから、遠からぬうちに動きがあっても驚きではない、と構えておきたい。

2016振り返り選手編③

 FW

斎藤選手   前線からの鬼気迫る守備で今季のMIOが意図していた高い位置で奪う守備に貢献した。相当な運動量でかなり大変だったと思うし、攻撃に割く力もそがれていた部分もあったと想像する。それでも終盤までしっかりと守備をする姿には何度も心打たれた。今季のMIOには不可欠の存在だった。

坂本選手   11得点と本領発揮。昨年はもう一つプレースタイルがよくわかっていなかったが、ボックスの中でボールを受けての得点が生きるタイプなのだと思う。チーム事情でセカンドステージは一列下がった位置を務めていたが、そこでも違いをみせるプレーをしてくれていた。けががなかったらさらに得点は積みあがったことだろう。

美濃部選手  出番は少なかったが、天皇杯県予選準決勝は出色の出来だった。

久保選手   ルーキーイヤーで2桁得点は見事。出場試合、時間もそこまで多くなかったことを考えると決定率は相当なものだ。わかりやすい特長があるタイプではないけれど、ゴールを意識している雰囲気を濃厚にまとっている。先発でも途中出場でもいけそうなスタイルもかなりありがたかった。

関口選手   胸を張って相手の間を割っていくドリブルが魅力的だった。得点こそ多くなかったが、相手には脅威になっていた。アウエーFC大阪戦の前半の決定機が決まっていれば、というプレーもあったな。中盤は少し精彩を欠いたが、終盤はサイドの縦突破が増え、再び躍動してくれた。

積み残しで谷本選手、吉田選手がいるが、見れていない…。

と一通り薄い記憶を振り返って、私的MVP選定に入りたい。

GK+DFでは永富選手か大杉選手で迷って永富選手

MFでは馬場選手か小山選手で迷う。

FWでは坂本選手か久保選手となる。

シーズントータルでみて馬場選手か小山選手と考える。プレースタイルの好みでは小山選手であるが、前線からCBまでこなしてくれた馬場選手を外すのも、と思い、心を鬼にして馬場選手としたい。
 といいながら選手みなさん全員がMVPみたいなものであるが。
プロフィール

蹴球四十雀

Author:蹴球四十雀
滋賀のサッカーJFLチーム「MIOびわこ滋賀」を心の底から応援しつつ、たまにフットサルで息を切らす。一方、書斎での濫読(純文ラノベ歴史ノンフィクション)や琵琶湖周辺の野山歩きもこたえられません!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード